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第3章 楽器を弾けることがキャラに与える社交性
[検索エンジンで飛んで来た方へ]このコーナーはアニメ「セーラームーンS」のファンページに過ぎません。セーラームーンS以外の分野の参考文献としては全く役立ちません。閲覧するだけ、時間の無駄です。
 みちるの通う高校の記念ドームこけらおとしとして、彼女がそこでバイオリン・リサイタルを行うシーンがある(コミック第8巻p95以降を参照).。リサイタルに来ていた本マンガの主人公、月野うさぎ(以下、便宜上「うさぎ」と略す)はみちるに憧憬の念を抱き、演奏を終えたみちるに接近する。うさぎの友人達も同様である。
 
 「楽器を演奏できる」という設定は、キャラの人間性・社交性を豊かにし、キャラ性発展の良い要素になる。現実での卑近な例として、筆者の弟が挙げられる。気難しい性格だった弟は、ある時期からエレクトーンを習い始めた。最初は指が思うように動かせず苛立っている様子だったが、だんだんと上手になっていき、家族の前で弾く暗譜曲も増えていった。不思議なことに、エレクトーンが上手になっていくにつれて、弟は気性の荒々しさがなくなり、代わりに落ち着きとゆとりをもって周囲に接するようになった。楽器を弾き、好きな音を出せるようになり、一つの自己表現手段を得た彼は、以前のようにもどかしい想いをする必要がなくなった。今は音楽教室に通わなくなったが、高校生になった現在でも彼はよくエレクトーンを弾いている。依然として落ち着いた物腰で、社交性に富んでいる。彼にとって、エレクトーンを習ったことは、一種の音楽療法だったのかもしれない。
 
 だが、楽器演奏でキャラの人間性・社交性を伸ばすには、演奏を快く聴いてくれるキャラの存在が不可欠である。筆者の弟の場合、家族という聴衆がいた。みちるの場合は、はるかという永遠の聴衆を確保していた。
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