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| アニメS編以降の背景考察2『法・一般常識とはるか&みちる』 2−4.「海外でライセンスを取ったんだ」は嘘だった [メモ記載日:2002年3月20,25日 レポート作成日:2005年1月29日 最終修正日:2005年2月1日] アニメ第96話 「冷酷なウラヌス?まことのピンチ」(S)放送当時、はるかは高校1年生であった。1/27という比較的遅い誕生日であることから、あのときはまだ15歳であったと推察できる。あの放送話においては、はるかがまことをドライブに連れ出すシーンがあった。そこでまことに「高校生なのに、車を運転していいんですか?」と質問されて、「海外でライセンスを取ったんだ」とはるかは答えた。たしかにアニメの中では、車の他にバイク(中型以上)やヘリコプターを乗り回していたにも関わらず、警官に呼びとめられるシーンはなかった。やはりはるかの言う通り、海外でライセンスを取れば可能なのだろうか。早速検証を行ってみたい。 [普通自動車免許の取得可能年齢]
[自動二輪の免許取得年齢]
アニメ92話「素敵な美少年?天王はるかの秘密」((S),1994年4月16日放送)にて、「いくぜ、みちる!」「よくってよ、はるか。」とバイク二人乗りをしていたのは15歳春頃のこと。翌年初春の16歳誕生日免許申請前に『ヘルメット未着用』『速度違反』『道路以外の走行』『二人乗り(取得後一年未満は不可)』という四つの交通違反を犯していることが画面上から確認できる。どう考えても、これでは違反キップを切られてしまうはずである。 [小型機(ヘリコプター)操縦の免許]
アニメ110話「ウラヌス達の死?タリスマン出現」(S)では2人ともまだ15〜16歳であったことを考えると、決戦場マリンカテドラルへのあのヘリコプター飛行は、無免許運転であった可能性が高い。 [一般公道とサーキットの違い] ここまで話を進めてくると、「それなら、“僕は日本初のジュニアーレーサー天王はるかさ”という106話過去シーンでの発言も嘘だったのか?」という疑問が生じる。しかしそれは違う。まず一般公道とサーキットは全く別物であることを理解しなければならない。一般公道ではスピードを出しすぎると捕まるが、サーキットやその他レースコースは、スピードをバンバン出してタイムを競うために作られた道路である。だから一般公道とサーキットを走るには、それぞれ別の免許が必要となる。そのため一般公道で免停中の職業レーサーでも、サーキット場では運転可能な場合がある。たとえばF1レーサーのラルフ・シューマッハはかつて一般公道でスピード違反になって運転免許を停止されたが、免停期間中にレースに参加していた。公道では免停になっても、サーキットを走る資格(F1のスーパーライセンス(出場資格)等)までは停止されていなかったからである。 次にレーサーとしてのライセンスの取得年齢制限について。アニメではるかが実際にレース参加していたモトクロスレースを例にとって、以下考えてゆく。国内の二輪レース関連のライセンスを規定しているのは、MCFAJ(全日本モーターサイクルクラブ連盟)。規定によれば、モトクロストライアルのジュニアライセンスの取得可能年齢は9歳〜15歳、国内B級ライセンスは16歳からとなっている。しかし16歳以下でも、地方選手権や関東選手権でポイントを重ねて、その地区の昇格ポイントの基準を満たせば、国内B級のライセンスを取得する事は可能となる。国内B級ライセンスを取得すれば、上級ライセンス(国内A級→国際B級→国際A級)への昇格も可能となる。国際A級ライセンス所持者の最低年齢は、125ccクラス:15歳、250cc:16歳。いずれも大会予選日に誕生日を迎えている事が条件となる。性別による取得制限はない。 アニメ第94話「純な心を守れ!敵味方三つ巴乱戦」(1994年4月30日)で国内モトクロスレースに参戦していた時のはるかの年齢は15歳。そうすると「日本初のジュニアレーサー」という肩書きも、あながち嘘ではない。 ただ、一つだけ、これらの運転免許問題を根本から解決してしまう方法がある。それははるかの年齢を15歳ではなく18歳とみる方法だ。アニメ92話で本人の口から「高校1年生」という身分は明らかにされたが、年齢までは明らかにされていない。すなわち「15歳」「生年月日は19××年1月27日」とまでは言っていない。高校入学年齢は、下限は決められていても、上限は決められていないことが多い。たとえば有名私立高校・私立中学に浪人して入学したという話を聞いたことはないだろうか。また在学中に海外留学しても、学年はダブってしまう。たとえば高校一年の夏に米国留学して、翌春に帰国したとする。そうすると進級用件単位には達していないから、もう一年高校1年生をやらなければいけない。付随事項として、はるかは何故あんなに大人びているのだろうか。それは「既に大人だから(or 大人に近い年齢だから)」とも考えることができる。また「海外でライセンスを取ったんだ」がもし本当だとすると、はるかは帰国子女である可能性が出てきて、そのために学年がダブっていることも考えられる。これについては、掲示板にて彩歌さんがわかりやすく説明なさっているので、該当記事を以下に転載する。 [参考:彩歌さんによる“はるか16歳説”] 「海外帰国子女の場合、日本での学年度は4月始まり、欧米での学年度が9月始まりであること、語学補習クラスの必要性、などの関係で、結果的に学年が1年遅れてしまうことがあります。つまり、「実は16歳」の可能性はありえます。」(2005年1月30日分掲示板投稿より. 掲載許可済み)」 しかしそんな風に「はるかは実は15歳ではなかった。」と考えてしまうと、何だか興ざめする思いがするし、「日本初のジュニアレーサー」という肩書きも少し弱くなってしまうように感じられる。やはりアニメゆえに、非現実的な設定が使われたのだと解釈するのが、一番自然な方法だろう。□ 協力:彩歌さま / いちみ姉さま / 海棠 楸さま ※海外事情、モータースポーツライセンス等に詳しい方のご意見・ご感想をお待ちしています。 [参考文献] ・「外免切替への道」 http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Race/9115/ ・MFJ(財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会) http://www.mfj.or.jp/ ・MCFAJ(全日本モーターサイクルクラブ連盟) http://www.mcfaj.org/ ・JAF(社団法人日本自動車連盟) http://www.jaf.or.jp/msports/index.htm ・「国際免許」 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/8739/information/license.html |
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