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| アニメS編以降の背景考察2『法・一般常識とはるか&みちる』 2−2.チャイルドシート義務化[メモ記載日:2002年5月27日 最終修正日:2004年10月11日] 第126話「新しき命!運命の星々別離の時」がTV初放映されたのは、1995年2月18日のこと。赤子に戻った土萠ほたるが、はるかさんの車で父・土萠創一の待つ見原台総合病院へと向かうワンシーンがあった。そのときほたるが乗っていたのは、助手席。みちるさんに抱き抱えられて、風に吹かれて気持ち良さそうに走行していた。 ――時は流れ、1999年。道路交通法が一部改正され、道路交通法第71条の3第4号「自動車乗車中の幼児の保護」において、6歳未満の幼児への幼児用補助装置(チャイルドシート)着用が義務付けられることとなった。翌2000年4月1日からの法施行。現在チャイルドシートを着けぬまま幼児を乗せて公道を走れば、パトカーか白バイが追ってくることとなる。実際の衝突事故で、助手席に母親に抱かれた状態で乳幼児が乗っていたときは、激突のショックで母親に押し潰されるようにして乳幼児も死亡してしまう事例が報告されている。だから後部座席にチャイルドシートを配備して、乳幼児をそこに固定して安全を確保するわけである。 そもそも若干15,16歳のはるかさんが、どうして車を運転していいのか、制服姿で公道を走っても警察に呼び止められないのかという根本的な疑問があることは否めない。もし仮に、何らかの特別措置によって若干15,16歳で普通自動車免許を取得していたとしても、運転者の点数制度は他運転者同様に適用されるだろう。この場合の交通違反の種類は“幼児用補助装置使用義務違反”で、減点1点。点数的にそれほど大きくないが、はるかさんの場合は他にもたくさんの違反行為をアニメ中で行っているので、本来ならば“免許の停止”or“免許の取り消し”を受けて然るべきである。たとえば第92話「素敵な美少年?天王はるかの秘密」初戦闘シーンで見せた違反行為の数々は、以下のように点数化される。 ・速度超過:2〜12点 ・通行禁止違反:2点(→路側帯以外を走っている)。 ・安全運転義務違反:2点。 ・乗車用ヘルメット着用義務違反:1点(→はるかさんもみちるさんもノーヘル)。 ・大型自動二輪乗車方法違反:1点(←みちるさんはリアシートに横座りしていて、危ない。服装もNG)。 ・あて逃げ:5点(←ダイモーン“ステアリングー”に対して)。 =合計点数:13〜23点( >免許の停止:6〜14点(過去3年以内の運転免許停止などの回数が0回の場合) ) チャイルドシート使用義務の免除規定についても一応触れておきたい。 ・座席の構造上チャイルドシートを取り付けることができないとき ・定員内での多数乗車により、チャイルドシートを固定して用いることができないとき ・幼児が負傷しており、チャイルドシートを使用することが療養上又は健康保持上適当でないとき ・幼児が著しく肥満しているなど、身体の状態により適切にチャイルドシートを使用できないとき ・授乳その他の幼児の世話をするとき ・応急救護のために病院や警察などへ緊急に搬送する必要があるとき ・バス(過疎バス含む)・タクシーに乗車させるとき あのシーンは以上の免除規定のいずれにも該当していない。だから今なら交通違反になってしまう。もちろん“昔のアニメ”ということで、修正なくそのまま再放送されること必至。そのことに異存はないが、時代の流れを感じさせるワンシーンであった。 [参考文献] 『交通の教則 -運転者用-』平成16年4月改訂 全日本交通安全協会 ・国土交通省チャイルドシートコーナートップページ |
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