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蛙槻さんからお寄せいただいた作品

蛙槻(あつき)さんからお寄せいただいた作品
 蛙槻(あつき)さんからイラストを頂戴しました。蛙槻さんのイラストは、一度見たら忘れられない絢爛さを放っています。イラストの二人には悲壮感が漂い、アニメS110話以前の二人を思い起こさせてくれます。二人を結ぶ赤いリボンは、血と熱でこの上なく鮮やかに染まっていることでしょう。画面構成・色彩感覚・人物描写・主題の表現方法において、抜群のセンスを持つイラストです。
 この絵の作者である蛙槻さんとは、2003年9月頃学外の実習でたまたまご一緒させていただいて、交友が始まりました。初めてお会いしたときから何となく親しみやすい雰囲気があった方で、実習期間中にひょんなことでお互いの趣味がばれたこともあって、変なテンションのまま打ち解け合ってしまいました。

[その当時の経緯]
 某実習所にて。その日の朝6時過ぎ、宿舎の食堂でTVニュースを見ながら私は絵を描いていた。前日は夜遅くまで実験があったため、こんな朝早くから誰も食堂に来ないだろうと、スケッチブックを広げて、一人の時間を楽しんでいた。
 そこに突然、何の前触れもなく蛙槻さんが現れた。私はひどく動揺した。さりげなくスケッチブックを閉じ、平静を装う。しかし蛙槻さんはその様子を目ざとく見ていたのだった。そして追及を開始した。
蛙槻さん「お早う。お…! 何か描いてる。」
daydreamer「お早う。 …(汗)。ああ、ちょっと息抜きに。」
 そのときまだ私達は、お互いがアニメ/漫画等のオタクであることも、絵描きであることも知らなかった。私はスケッチブックを開くことを拒んだ。蛙槻さんは何故かすぐには退かず、不敵に微笑んだ。
蛙槻さん「お見せ♪」
 絵は絵でも、そのとき描いていたのはアニメっぽいイラストだった。静物画や風景画だったら格好がつくかも知れないが、オタクでない(と思われる)人に下手なアニメ絵をみせるのは恥ずかしい。私は蛙槻さんの要望を頑なに拒み続けた。“オタク”の烙印を押されることが怖かった。
蛙槻さん「えー。いいじゃない。ささ、ほらほら。私も描くよ。」
 
私はテレビの天気予報に気をとられ、そのまま口にしてしまう。
daydreamer「お昼からの降水確率が40%になってる。今日は外での実習をやるのかな…。」
 蛙槻さんは私の発言を黙殺し、スケッチブックの方に集中していた。
 その不敵な微笑みに、私はついに降参してしまった。しぶしぶスケッチブックを開き、描きかけのオリジナルキャラのラフ画を蛙槻さんに見せた。私は内心とても怯えていたし、人生が終わったような顔をしていたと思う。
 しかし蛙槻さんの反応は、私の懸念と正反対のものだった。
蛙槻さん「お♪ いいね。」
 その反応を受けて、私は多分、とてもマヌケな顔に変わったはずだ。“コミケ”“セラムン”“アニメディア”等、その世界の言葉が通じる人に、オタク要素のない全うな場所で出会ってしまったのだから。
 かくして私達は、お互いのもう一つの顔を知ることとなった(一字一句正確には覚えていないが、大体上記のような会話が取り交わされた)。よくよく観察してみると、蛙槻さんも何故かスケッチブックを常に携帯していた。その後私達は、会う度にお互いのスケッチブックの中身を気にするようになった。


 活動ジャンル自体はセーラームーン以外(※)の方でしたが、実習最終日の別れ際にはるかさんの素敵なラフスケッチを描いてくださいました。スケッチをいただいて、帰りの高速バスを待つ間に一緒に食べた梅ソフトフリームの味は、今でも覚えています。
 それから年明けた2004年1月頃、「ブツは出来ております。」との意味深長な1文が添えられた、豪華絢爛直筆イラスト付き年賀状が送られてきました。その時点では何のブツなのかよくわかっていませんでしたが、翌2月初旬に送られてきた現物を見て、H&Mのイラストのことだったのだと気づきました。そしてよくよく記憶を辿ってみると、昨年9月の実習時に「セーラームーンも描いてみては?」と蛙槻さんを軽くそそのかしていたことを思い出しました。しかしまさか本当に、こんなに立派な絵を送ってくださるとは思っていませんでした。無論、こちらから細かい注文を一切付けておらず、全てお任せで描いていただいたものです。それにしても、当サイトの雰囲気によく馴染む絵です。
 蛙槻さん、イラスト寄贈及びHP掲載許可ありがとうございました。またお会いできる日が来ることを、楽しみにしています。

「三国無双」「東京魔人学園」「怪盗ジェイド」等、オフライン中心に活動中。

 なお蛙槻さんの作品に関するご感想は、daydreamer経由で全てご本人にお伝えしていますので、どうぞメールにてお寄せ下さい。

(2004年2月15日HP掲載 / 20日スキャナー取り込み画像に差し替え )

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